左側に気をつけろ

 9日。自転車で西武新宿線井荻駅脇の踏み切りを練馬区方向へと渡り、左折しようとしたところ、左側より無灯火・右側通行・一時停止標識無視、の自転車が突っ込んで来、これを避けようと急ブレーキをかけた瞬間に自転車は宙を舞った。
 その後、上半身から地面に叩きつけられ、かけていたメガネのレンズは割れて目の下を3センチほど切り裂き、手をついた左手からは激痛が。5分ほどは立ち上がることすら出来ずにいた。
 通りすがりの方々が助け起こしてくださったのだが、何しろメガネがないので、そうした方々の顔はぼんやりとしか見えず、全く覚えていない。本当に申し訳なく思う。
 しばらくすると、少しずつ左手を動かすことが出来るようになる。どうやら、奇跡的に骨折は免れた様子。この点については、神のご加護という他ない。ただ、自転車のライトは見事にバラバラになり、フレームも歪んでいるようなので修理が必要だろう。
 無灯火で突っ込んできたご婦人には、お名前と電話番号を伺い、メガネ等の修理代を負担いただくことで話がついた。無灯火・右側通行・一時停止標識無視と、重大な違反が3拍子揃っているのだから、この程度で済まさず、きっちりと警察沙汰にすべきなのかも知れないが。
 翌日の神事では拍手を打つことすらやっとの思いだったが、幸い腕の痛みは3日ほどで引いてきて、今週末には完治するのではないかと思われる。昨日出かける際は、着替えにすら普段の3倍の時間がかかっていたが。今日になって、ようやく両手でキーボードを叩くことが出来るようにもなった。
 それにしても、自転車は原則左側通行という道交法の規定が、一般の主婦にまで周知されるのはいつの日のことか。しかし、いざ事故になれば知らないでは済まされない問題なのだが。