大阪ちりとてちん紀行

5月31日に「TRANSMUSIC 対話する作曲家 望月京(もちづき・みさと) 〜照明家 岩村原太を迎えて」というコンサートが、大阪は京橋駅近くのいずみホールで開催され、彼女の室内管弦楽作品は、東京圏でも殆ど演奏されていないこともあって、これを聴くために深夜バスで大阪まで往復してきたわけです。このコンサートの詳細は追々書くつもりですが、本日はその大阪行の際に撮影した、NHK連続テレビ小説ちりとてちん」のロケ地の写真でも公開してみようかと。

実は、母がこのドラマのファンで、大阪へ行くなら写真でも撮ってきてと頼まれていたわけです。また、以前、情報サイト:「そら飛ぶ庭」に寄稿した、『映像にとって音とは何か 〜「ちりとてちん」からジャック・タチまで』という小文の告知をした際、「ちりとてちん」という語を頼りに、多くの方が拙ブログを訪問してくださったことがありました。ですので、このような写真でも楽しんでくださる方がいらっしゃるのではないかと。最近、ブログの内容がコアな方向に走りすぎ、特に神社のHP経由でいらっしゃった方などには、何が何やらサッパリ判らないことになっていることも危惧してましたので、たまにはこういう肩のこらない話題も良いでしょう(といいつつも、こちらの話題も相当にコアだが)。
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31日、バスは大阪駅桜橋口に朝8時頃着きましたので、朝食をとりつつ府立中之島図書館まで歩きました。この日は、資料整理のため2週間ほど休館した図書館が、久々に開館する日だったそうです。

中之島図書館では、学習室でひたすら本を読んでいました。というのも、ミュージック・マガジン佐々木敦氏の「LINERNOTES」の書評を頼まれていたのですが、これがなかなか厚い本でして・・・。書評を書く者の責任として、これを精読する必要があったわけです。
結局、2時半頃まで図書館にいたでしょうか。開演は4時なので、1時間ロケ地の写真を撮るとしても、そろそろ出発しなくてはなりません。中之島図書館の隣の建物が中之島公会堂

裏手にまわってみましょう。

「二番目に美味しいオムライス」を出すレストランがここに。ドラマではなかった角度から写真をとると、

こんな感じです。
ここから、大阪天満宮までは歩いて20分くらいです。1.5キロくらいでしょうか。


途中、こんな感じのなかなか味のある風景が広がってます。上の2枚は、先の5月ではなく昨年11月にやはり音楽の用事で大阪へ行った際に撮影したもの。朝8時頃でした。
大阪天満宮に着きました。

門をくぐってみます。

この写真も昨年11月のものですね。
さて、境内を探索すると稲荷社が見つかります。

野辺へ出てまいりますと春先のことで。空にはひばりがピーチクパーチクさえずって、下にはれんげタンポポの花盛り。

陽炎がこう燃え立ちまして、遠山にはすうっと霞の帯を引いたよう。

麦が青々と伸びて菜種の花が彩っていようかという本陽気。
かましゅう言うてやって参ります、その道中の陽気なことぉ
と、幻聴が聴こえた人、病気です。私にも聴こえますが・・・。
正中からお社を撮影するのは仕事柄どうかと思い、カメラは横へ振ってしまいました。

反対側から見るとこんな感じです。これを読んで行ってみようと思われた方は、是非参拝も。
この稲荷社の裏がどうなっているかと申しますと、

こんな感じなのです。随分裏の通りと境内の間に高低差があるようですね。天満宮の外郭にそって歩いていると、ありました。

天満天神繁盛亭ひぐらし亭ではありません。本当に天満宮の真横ですね。

となると、繁盛亭の対面が気になるかと思いますが、残念ながら居酒屋はなく

駐車場でした。
ここまでお読みの方はお察しでしょうが、母だけでなく私も毎朝7時半から欠かさず観ておりました(45分からは教育テレビで「ぜんまいざむらい」も)。
居酒屋はありませんでしたが、繁盛亭茶店を併設しているようです。

こんなとこに店できたんや!景気づけに一杯ひっかけよ。

再び天満宮境内を抜けて、京阪本線北浜駅で向かいました。
大阪駅からここまでの道筋を地図上に示すとこのような形になります。

で、この後、京橋近くのいずみホールにてコンサートを聴いたわけですが、いずみホール近くにはこんな場所あります。


ベンチに座って、拾ったハンバーガーを食べるべきか食べざるべきか考えてみるのも良いでしょう。



ちりとてちん 完全版 DVD-BOX I 苦あれば落語あり(4枚組)

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三回にわけての完全DVD化の第一弾。これを観ると、上で紹介したロケ地は全て出てきます。
LINERNOTES

LINERNOTES

書評を掲載したミュージック・マガジンは、そろそろ発売されるはずです。