自転車で奥多摩へ2

10時青梅のネットカフェを出発。店自体は悪い感じではなく、そもそもネットカフェというのは泊まったり、生活をしたりするための場所ではないのだろう。

朝の10時だというのに紫外線がずいぶん強い。

走り始めて11分、宮野平の駅そばが大体標高200メートル。勾配はそんなにキツくない。しかし良い天気、写真の色温度が高い。

日向和田近くの橋から多摩川を眺める。ちなみに出先で思い立っての奥多摩行きなので、レンズフードを持ってきていません。

朝食を食べていなかったので御岳駅そばの中華料理屋でラーメンを食べる。食後、発見したのはこんな風景。

11時11分御岳発。奥多摩駅を越えてさらに上流へと進んでいく。

多摩川に架かる橋から下流側を望む。

同じく上流側。

しばらく走るとダムが見えてきた。

奥多摩駅から上流、国道411号線にかけて鉄道の遺溝らしきものが併走している。これは、1952年から57年にかけて、小河内ダムの建設のためにわずか5年間だけ運行された貨物線の遺溝。氷川駅(現:奥多摩駅)より出発し、日原川を渡り、奥多摩湖のほとりまでうねる様に走る6キロほどの路線だった。廃止ではなく、あくまでも休止された路線ということになっているため、一部には線路もそのまま残っている。東京近辺でも、すこし郊外に出かけるだけで、そうした遺溝に出あることが出来る。たとえば、現在放送中のNHKの連続ドラマ「つばさ」のオープニングスチールには、西武鉄道安比奈線の遺溝が登場する。これは砂利輸送のため、南大塚から入間川沿いまで延びていた現在休止中の路線、の遺溝である。

上に上がって写真を撮る体力はなかった。秋にまた行こう。

で、到着する(12時40分頃)。このあたりの標高は550メートル。高尾山の頂上とあんまり変わらない。

ちょうどこの広場のあたりに、上記の貨物線の駅があったのだとか。

もちろんダムをみにいく。映画監督の吉田喜重ほどではないが、私もコンクリート(や温泉)が好きなもので。それにしても、世界は光に満ちていることだなあ。


13時10分頃に出発。16時頃、東村山に自転車を置いて、自宅で入浴、着替えた後にサントリーホール向かい、韓国の女性作曲家:ウンスク・チンのコッテリとした作品を聴いた。終演後、何人かと食事、その後、東村山に自転車を取りに出かける。帰宅は1時。

もう少し脚力がついたら、奥多摩周遊道路を通って秋川の方へ抜けてみたいと思う。標高1200近い地点を抜ける、相当にキツいコースだと聞くので来年春くらいをめどに体力作りを続けたい。