叔父のことを書く

 音楽批評なんてものを仕事にしているが、音楽的な家庭に育ったという自覚はない。小さな頃は、身のまわりにクラシックのレコードなどなかったし、茶の間におけるテレビのチャンネルの全権を握っていた父は、家族に歌番組を見せることすらなかった。
 だが、そんな自宅にも何故かピアノがあり、一応習いに行かされてはいた。ピアノを買って子供に習わせることが流行った時期だったからだろう。ただ、家庭環境が家庭環境なだけにモチベーションの持ちようがない。1週間全くピアノに触らずレッスンへと行ったり、レッスン自体に行かなかったり、といったことが常態化し、ピアノの教師が「これではお金は頂けない」と月謝を返しに来ることすらあった。
(以下略)
は、改稿の上、こちら(http://www.soratobuniwa.com/hobby/music/index11.shtml)に移動いたしました。